La casa piccola ~ちいさなおうち~

ハンドメイドのドールハウスのご紹介

バルセロナ旅行 前書き

さてわたしは今帰省の道中にあります。

帰省の間はドールハウスの制作はストップするので、その時間を利用してスペインひとり旅行の詳細を詰めていきたいと思います。

 

でもその前に。

 

簡単にわたしの旅行経験値みたいなものを自己紹介させて下さい。

そうすれば、これを書いているのが「旅慣れていて語学力に自信のあるデキル女性」ではなく、「その辺にいる(というよりむしろ体力は平均値に満たない)なんちゃって英会話しかできない普通の人間」なことがお分かりいただけるかと思います。

わたしが他の人より持っているものがあるとしたら、それは「思ったが吉日」の行動力(破れかぶれとも言う)と「旅の恥はかき捨て」の以下同文だけです。

これを読んで、海外旅行したいけど友達と日程調整するの難しいな…でもひとりは自信が無いし…😥という方に何らかの方向性を示すことができれば幸いです。

結論から言うと、ひとり旅って意外と何とかなります。生きて帰ってこられたらそれだけで大成功だと思います! そして得られるものは計り知れません!!✨

 

ではまずわたしの初海外ですが、高校の修学旅行でした。詳細は省きますが、わたしはこれまっっっったく行きたくなかったんですよね!

ただでさえ英語苦手なのにたった一人でホームステイとか拷問以外の何者でもなく、部活命だったので、大会に出られないのも嫌でした。

でもこれのおかげで文字通り世界が開けました。

話を合わせるために「好きだ」と言ったものを「そんな子供っぽいものが好きなの?」と親しくも無いのに面と向かって言われたり、Noと断れなくて毎朝2種類の飲み物を飲む羽目になったり(朝食では何も飲まない人です)、何やかんやあって、「もっと自由に自分に正直に生きていいんだ!」と衝撃とともに学びました。

大人になってから体験したらそこまで衝撃は受けなかったかもしれませんが、田舎の高校生だったわたしには人生観が覆るほどの体験だったのです。

そしてあれほど嫌だったホームステイも無事に乗り越えて帰国した時には、何ともいない達成感と、やればなんでもできるな!という自信がついていました。

ここで得た、カタコト英語でも2週間もホームステイできたし!✨という経験が、今もわたしの旅行を後押ししてくれています。

でも英語出来ないって言っても、実は出来るんでしょ?って思われるかもしれませんが、今わたしが旅行前の学習に利用しているのはNHKの基礎英語1(中学1年生レベル)と基礎英語2(同2年生レベル)です。ネットでいつでもできるので便利です。

考えてみて下さい。観光旅行中に、現地の人と、深刻な討論とかしますか? 必要なのは、ちょっとした日常会話(挨拶、時間や道の尋ね方、品物のどれが欲しいか等)だけではないでしょうか?

もし事件に巻き込まれたり複雑な手続きが必要になったりした場合、生半可な語学力では事態がよりややこしくなるので、通訳を呼んでほしいと申請した方がスムーズです。

ちなみにわたしは上海で点滴入院したことがありますが、その時は何も言わずとも日本語を話せる看護師さんがついてくれました。

英会話だって、全部聞き取る必要はないのです。自分に必要な情報さえ拾えればOK。そして自分の要求を伝えて笑顔でお礼が言えれば◎。たとえ文法が間違っていても単語を並べるだけでも充分伝わります。現地の人だって英語ネイティブとは限りません。

わたしはそんなスタンスです。

 

さて高校生で妙な自信を身に付けたわたしは、大学の第二言語に中国語を選びました。そして友達が夏休みを利用した短期留学に参加したいけど海外旅行は初めてで……😰と言うので、なら一緒に行ってあげる!と安易に同行しました。中国語なら最悪筆談でもなんとかなるしという考えです。笑

随分お金に余裕があるんだな、さては親に出してもらったな?と思うかもしれませんが、このためにバイトしました! 戻ってきたら貯金は0です!笑

で、上海大学の留学生楼滞在中に前述の通り点滴入院しました。たぶん使い回しの油にあたったんだと思います…。

それを皮切りに、バイトしては旅費が安い春休み(2,3月)を利用して、友達の初海外をエスコートしてきました。

イタリア、オーストリアハンガリーチェコはすべて大学時代のバイトの賜物です。

貯金という概念はすべて海外旅行のためにありました。お金に余裕があるから旅行するというよりは、旅行したいからお金貯めるって感じです。

この頃にはすでに、「海外旅行=非日常の冒険」となっていました。

社会人になってからは長期の休みがなかなか取れなかったのですが、一度転職したら制度的にはホワイトだったので、フランスに行くことが出来ました。

ここまで団体旅行です。

でも長いブランクのあと久し振りにツアー旅行に参加すると、なかなか窮屈に思うことが多く…。特に学生向けプランでもなかったので、やたら免税店とか行くんですよね…。ブランドもののショッピングとか特に興味がないので、もっと自由にさせてほしいなぁ〜個人旅行したいなぁ…と思い始めるきっかけとなりました。

そして、いよいよ初の個人旅行に踏み切るきっかけとなったのが、

・どうしてもユーロスター英仏海峡を通りたい(ヘタクラ的に外せない!!!)

・ツアー旅行のお一人様上乗せ料金が馬鹿馬鹿しい

・好きなところに好きな時に行かせてくれ

というワガママの権化でした。

予算的にも内容的にも合うツアーがないならもう個人旅行しかないな、と。なら行ったろう!と。

そこで友達がベルギーにいるので、いざとなれば助けてくれるかもという下心のもと、ベルギー&ロンドンを計画しました。

初ひとり海外ということで、めっちゃ事前準備しました。折しもEUは不法移民問題が勃発した頃で、ユーロスター沿線でも銃を構えて警戒に当たっている人がいたりしました(通過したフランス国内)。あとフーリガンの暴動とか…。

結論を言うと、無事にホテルに着いたその夜に発熱した他は予定通りに事は進み、ハプニングはありましたが大筋には問題もなく、ますます「カタコト英語でどうにでもなるな! それよりめっちゃ楽しい!! 大冒険!! オレはやったぜ!!!」という自信を深めて戻ってきました。

そう、人生なんとかなるんですよ!!✨

 

そして次の旅行先が、10月に予定しているスペインです。

英会話能力は、相変わらずです。普段日本語オンリーですから、伸びるはずもありません。基礎英語1と2を利用して、最低限をキープしている感じです。繰り返しますが、基礎英語2は中学2年生レベルです(しかも内容が異世界召喚ものです。NHKすごいです。笑)。

お金にゆとりがあるわけでもありません。

退職してから、貯金残高は減る一方です!

それでもわたしは行くのです。

ずっとサグラダファミリアを見てみたくて、お金はないけど今なら時間がある!と思ったので行ってきます!!

そのための準備をこの帰省の間にできればと思います。

これから少しずつ、どんな風に準備しているかご紹介ししていきますね。

正解ではないかもしれませんが、何か参考になればと思います☺️

 

長くなりましたが、前書きは以上です!

お読みいただきありがとうございました🙏✨